2008年2月25日

2008年1月26日、小春日和のもと新たな一歩が踏み出されました。
2002年同日の「復活コンサート」の時の張り詰めた空気にはとても及ばないけれど、同じ種類の空気が会場に流れていると感じたのは、僕だけではないと思います。
「何を…どのようにやってくれるんだろう?」「一人で大丈夫なんだろうか…(笑)。」といった思いが会場中に満ちていて、僕より年下ばかりのはずなのに、どこか母親、父親のような視線が僕を緊張へと誘ってくれました。ありがとう(笑)!
1曲目の「君と歩いてみたくて」を唄い切るまでは、はっきり言ってお尻が浮いていました(笑)。

昨年の9月から準備を始めたのですが、試行錯誤の日々でした。
会場を決定するのにも右へ左へフラフラ…。何から何まで、昔僕がソロ活動していた頃とは違っていて、どうするのが良いのやら判断がつけられないのです。結局、腹を決めてスタッフに全て任せる事にしたのが結果的に良かったようです。餅は餅屋ってことですね。

そして先行予約が始まり…望外にたくさんの予約申し込みをいただきました。
どんより曇った日々に眩い光がさした一瞬でした。
本当にありがとう。何ができるかわからないライブに、こんなにも大勢の人が申し込みをしてくれる…。みんな偉いよ(笑)!

年明けから、円さんと二人でリハーサルを開始。まずはイベント出演時に演奏した曲から肩慣らしを始めました。そして、初めてやる曲たちにチャレンジ…どうやったら二人だけの演奏でかっこよくできるか試行錯誤でした。円さんと二人で4回のリハの後、長池君を加えて3回のリハ…計7回のリハが今回の全てでした。当初、キーボードを入れるのは半分程度と思っていたのですが、やりはじめるとなかなか削れないんだよねこれが。曲順もそれによって変わってしまうし…で、結局最終的なセットリストが決まったのは最後のランスルーが終わった後でした。ランスルーに、元マネージャー安養寺が遊びに来たのですが、彼が「どうですか?」とスタッフの江口君に尋いた時の返事が「昨日まではちょっと上手いコピーバンドみたいでしたよ。」ですからね(苦笑)。いやいや、滑り込みギリギリセーフといったところでしょうか。



さあやるぞ~!

そういったこういったでいよいよ当日を迎え、前述したような雰囲気の中ライブは始まったのでした。最初こそ緊張していましたが、始まってしまったら意外に口は滑らかで(笑)、良い感じで中盤から終盤へ…そして曲順は「バブル」。この曲は、もう二度と唄えないと思っていた曲で、当初はセットリストに入れていなかったのです。でも、これを唄えるようじゃないと越えられないと思い直して入れたのでした。曲前のMCで既にやばい状態…。自分で地雷を踏むような言葉が飛び出してしまう…。歌い出しのタイミングが中々掴めない…。まるでイップスにかかったゴルファーのようでした。何とか意を決して唄い出したら声が震えている…。そして、「激しいその声も おどけたその声も ともに歩み続けた 日々を呼び戻すよ」のあたりにくるといよいよダメでした。よくも歌い切れたものです。
込めた想いは、遥か雲の上に届いたでしょうか…。
あとは怒涛の3曲続き!みんなの笑顔と手拍子で行け行けでしたよ(笑)。
二度もアンコールの拍手を貰い、本当に嬉しかった。
今後の「中村貴之」の活動に頼もしい手応えをいただきました。
原宿ラフォーレミュージアム…記念すべき会場になりました。ありがとう!

初日の緊張を乗り越えたら、あとはこっちのもの?(笑)。いやいや、そんなに甘くない。
東京以外は円さんと二人だけでのステージだったけど、これも悪くないよね。
何か、二人の呼吸みたいなものが随所に感じられて、これぞライブって感じ。

まずは名古屋TOKUZO。ここはライブハウスらしいライブハウスで、みんなと近いこと!しかもみんなはドリンク付きで、何やら良い気分になってる人もちらほら…。羨ましかったなあ。唯一ソールドアウトしていなかった会場だけれど、当日は満員。平日にもかかわらず来てくれてありがとう!二人だけで全国を回れる自信がつきました。

翌日は懸案の大阪KOO’ON二回回し。ジャニーズじゃないっつうの(笑)!
朝10時頃に名古屋を出発、大阪へ向かう。しかし、唯一の同行スタッフである江口君の様子がおかしい…。目は虚ろで、グッタリしている。「調子悪いの?」と尋ねると、「風邪みたいです。」「熱あるの?」「39.6℃です。」「ヒェ~!」ってな感じでした。
それでも、タイムスケジュールがタイトで休めない。リハを終え一息つく間もなく1回目の本番。袖で出を待つ時、様子を伺うとブルブル震えているような…。「大丈夫?病院行った方が良いんじゃない?」と言うと、「本番の間に行って来ます。本編の最後までには戻りますから。」そう言いつつインカムに向かって「そろそろいきましょう。客電お願いします。」…って凄くない?不安な出だしとはなってしまったけれど、とにかくスタートしたのでした。

KOO’ONは新しく、設備も整っていて何せ音が良い!唄っていて気持ちが良いんです。
会場の盛り上がりも最高で、「あれ、大阪ってこんなにノリが良かったっけなあ…?」と嬉しい疑問が浮かんだくらい。そして無事1回目の本編が終わり袖に引っ込むと、江口君がちゃんと居るじゃないの!「どうだった?」「インフルエンザでした。」「げっ!」こんな会話が交わされたのでした。治療を受けるほどの時間は無かったらしく、2回目の本番中に再び病院へ行く事になっているとのこと。責任感に感心するやら、かわいそうになるやら…。

こういうことになって驚いたのだけれど、僕は今回のツアーを前にして、妻の助言もあり、中学生の時以来のインフルエンザ予防接種を受けていたのですよ!いや~良かったよ~!妻に頭が下がりましたよ。

そんなドタバタの中、2回目のステージもE君無しで盛り上がったのでした(笑)。僕の体力に対する心配は無用だったよ江口君!いやはや…(笑)。

最終日、仙台RETRO BACK PAGEは僕にとっては初めての場所ではありません。
NSPツアーの時、2度ばかり終演後に飲みに行った店でした。ライブができる店だとは思ってもいなかったので、意外な偶然に少しニンマリとしてしまいました。

客席の真ん中を通ってステージに向かう…そう、ディナーコンサートの時をほうふつとさせる登場の仕方に少し照れてしまいましたよ。ま、格闘技の登場の仕方にも似てたけどね(笑)。ここは音響的には少しきつかったかなあ…。ライブハウスではないからね。照明も明るすぎてみんなの表情が見えすぎ!MCがうけているのか、そうじゃないのかがすぐに分かってしまう(笑)。途中で照明を落として貰ったら少しやりやすくなったけど、今度は譜面が見えない~!うまくいかないもんです。
会場の雰囲気はとても和やかで、ほんとにやり易かった。最終日ということもあり、ちょいと多めに唄ってしまいましたよ。
翌日は、東京から来ていたオヤジ仲間や家族と松島観光に行かせていただきました(笑)。



ありがとうございました!



イェ~イ、やったど~!

といったわけで今回のツアー報告を終わります(笑)。
初めてのソロツアー、無事に執り行うことができてホッとしています。
来ていただいた皆さん、応援してくださった皆さんに感謝です。サポートの円さん、長池、インフルのオマケつきの江口君にも感謝です。そして、ライブを仕切ってくれたイベンターの皆様ありがとうございました!そしてそして、ピリピリする僕を見守ってくれた家族、友人諸氏にも感謝です。すべての人にありがとう。
心は既に次のツアーへと向かっています。6週に渡って毎週末がライブというハードなスケジュールですが、身体を鍛え直して臨むつもりでいます。期待していて下さい!
都合で原宿に来ることができなかった平賀も、次は会場で応援してくれるでしょう(笑)。
またどこかの会場でお会いしましょう!