笑点を長年に渡り支えてきた「林家木久扇」が2024年3月を持って、引退する事を発表しました。
1967年10月放送の「若手大喜利」で初出演してから、1969年11月よりメンバーとして加わります。
引退の2024年3月まで、55年を笑点と共に駆け抜けていった、林家木久扇。
今回は、林家木久扇が若い頃、子供の頃に見た日本と、現在の若い世代に伝えたいであろう林家木久扇の想いを考えてみました。
ぜひ最後までお付き合い下さい!
林家木久扇が若い子供の頃の日本!
林家木久扇が笑点引退で、次に伝えたい想いとは?
林家木久扇が若い子供の頃の日本!

2023年8月27日毎年恒例の「24時間テレビ」内での一コマ。
林家木久扇が突如、引退する事を発表して、会場にどよめきが起きました。
その中で林家木久扇は『次の世代にバトンタッチ』『明日のために今日をつなごうに背中を押された』と言っていました。

▼林家木久扇が発表した引退にあたっての内容
私、林家木久扇は来年(2024年)3月をもって、笑点を卒業したいと思います。
どういう事かと言うと、芸と言うものは次の世代にバトンタッチしなくちゃいけません。
私の座布団の芸も、新しい人にバトンタッチいたします。
丁度、今日の24時間テレビのテーマが『明日のために今日をつなごう』と、こういうテーマでございましたんで、私は背中を押された訳でございます。
笑点も「一之輔師匠」「宮治師匠」が入ってまいりまして、大変面白くなってまいりました。
そこで私の?が加わって、また新しい風が吹いて、笑点がウンと面白くなります。
と、言ったってね私、辞めた訳じゃないんですよ。
笑点になんかあったら直ぐ駆け付けますし、高座も落語をちゃんと続けております。
そういうわけで昇太さん、私に2,000万円下さい!
もしかすると、『2,000万ください』と最後に言ったのは「老後2,000万円問題」にかけたものではないでしょうか。
林家木久扇が若い頃に見た日本を、当時の状況を知らない、当時と言うのは戦〇です。
何があったのか、現在を生きる若い世代にも知って欲しい。
そして、何ができるのかを胸に秘めているのかなと感じてならないのです。
今回、笑点を引退する理由の多くは語っていません。
もしかすると骨折や、過去の病気もあったりと、自身の年齢も高齢になった事から『次世代に引き継ぐ』事になったのかも知れませんね。
林家木久扇が若い頃(子供の頃)の日本
林家木久扇が若い頃、子供の頃の日本は太平洋戦争中(ここではこう呼びます)です。
1937年に東京・日本橋に生まれた林家木久扇。
実家は雑貨問屋で、経済的にも裕福だったと言います。
▼小学生入学当時の林家木久扇
太平洋戦争が開戦してから、東京にも戦火が広がっていきます。
家の2階で寝ていると、窓の外が空襲の炎で明るい事も見ています。
子供ながらに『異常だ』と感じ取っていた林家木久扇。
戦火から逃げる為に、父親を除く家族で神奈川県川崎市へ向かい、その後、事情があり東京高円寺へ向かいます。
父親は警防団の班長をしていた為、日本橋を離れる事が出来なかったそうです。
高円寺へ移って数日後に、東京大空襲を経験しているのです。
東京大空襲では、日本橋から父親が命カラガラ高円寺まで逃げてきた姿を見たという林家木久扇。
もし自分が父親と一緒に日本橋にいたのなら、4んでいたかも知れないと。
林家木久扇が笑点引退で、次に伝えたい想いとは?

戦後の日本はGHQが日本に入ってきて、民主化を進めます。
そして高度経済成長期を経て、ついには『ジャパンアズNo1』と呼ばれる経済大国へと成長しました。
しかしバブル崩壊から30年、2023年現在の日本の経済は伸びず、サラリーマンの給料は横ばいで上がらない状況です。
他の先進国では経済成長して、国民の所得は何倍にも上がっている国が多いですね。
林家木久扇は戦〇から現在の日本の状況を全て見てきたのです。
笑点の林家木久扇は「おバカキャラ」。
そんなキャラからは想像しにくいですが、次世代につなげたい林家木久扇の想いが感じ取れる記事がありました。
現在の日本に思いをはせる。『僕はせがれや孫たちを見てこう思うんです。ずっと平和な中で育ってきたから、本当に戦〇になった時の事を想像できていない。戦〇っていうのは突然始まるんです。』今でも思いかえすのは『近所の人が出征する。そして(遺骨が)箱になって帰ってくる』光景。そんな時代が来ない為に何が必要なのかー。今でも考え続けている。
【引用:毎日新聞より】
最後に
いかがでしょうか
今回は、2024年3月で長年活躍してきた笑点の舞台を離れる林家木久扇について、触れてみました。
それには自身の体験に基づいた、深い想いを感じ取る事ができました。
①、戦〇を経験した林家木久扇が、「戦〇」はいつ何時、突然おこるものだと言う事を、知らない世代にも知って欲しい。
②引退する本当の理由は、恐らく自身の年齢と、病気だと推察できる。
以上の事が読み取れました。
木久扇師匠、今後も日本の為に元気で高座を続けて下さいね!
▼林家木久扇の病気が気になる人はコチラ

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