宝塚歌劇団で2023年9月30日、宙組の「有愛きい」さん(25歳)が転落死した事案。
有愛きいさんには、同じく宝塚歌劇団の雪組に所属する「一禾あお(いちかあお)」さんがいます。
『いじめ』が原因で自ら命を絶ったとされる「有愛きい」さん。
2023年11月14日に開いた記者会見で宝塚歌劇団は『いじめやハラスメントは確認できなかった』としました。
過去に発生した事件、『96期生イジメ事件』について重なると思った人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、イジメ事件の被害者の現在を調べてみたいと思います。
ぜひ最後までお付き合い下さい!
宝塚いちかあおは有愛きいの妹!

2023年9月30日に亡くなった宝塚歌劇団の宙組に所属する「有愛きいさん」が亡くなった事で、衝撃が走った今回の事案。
『イジメ』が原因という報道が先行していたと言う面からも、宝塚歌劇団側の第3者による弁護団チームの調査の結果を待ち望んでい人も多かったのではないでしょうか。
しかし、結果は2023年11月14日に開いた記者会見で宝塚歌劇団は『いじめやハラスメントは確認できなかった』とするものでした。
事実として25歳の「有愛きいさん」が亡くなっていますし、『一体どういう事なのか』という声がきこえてきそうです。
宝塚歌劇団と言うところはどういうところなのか。
どうやら過去にも『イジメ』はあったようです。
今回の「有愛きいさん」が亡くなった件と、昔に発生した「96期生イジメ事件」
共通するのは同じ『イジメ』と言う事です。
この記事の後半には「96期生イジメ事件」でイジメの対象になった被害者の現在を調べてみたいと思います。
双子の姉・「有愛きいさん」
まずは9月30日に亡くなった103期生の「有愛きいさん」
亡くなった現在(2023年11月15日時点)でも宝塚歌劇団のHPにはプロフィールが掲載されています。
▼「有愛きい」さん

▼悩みなどなさそうに見える「有愛きい」さん

双子の妹・「一禾あお(いちかあお)」さん
そして「有愛きいさん」とは双子の妹で、102期生の「一禾あお(いちかあお)」さん。
2024年1月3日~2月11日までの公演を全面休演することを発表しています。
宝塚歌劇団は11月10日、雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」(宝塚大劇場では11月23日まで休演中。東京宝塚劇場は来年1月3日~2月11日)について、中堅男役の「一禾あお」(いちかあお)が全行程休演すると発表した。
【引用:スポニチより】
▼「一禾あお(いちかあお)」さん


姉妹に不幸が起きてしまった以上、休演は当然と言わざる得ない状況でしょう。
こうして見比べてみると、姉妹は似ていますよね。
事案がいつ落ち着くのか分かりませんが、状況落ち着いても「一禾あお(いちかあお)」さんの復帰がどうなるのか、予測が立たない状況なのかも知れません。
96期生イジメ事件被害者の現在は?

有愛きいさんが亡くなった事で、記者会見を開いた宝塚歌劇団側。
前述のように『いじめやハラスメントは確認できなかった』と発表した訳ですが、これに対して遺族側は弁護士を通じて『再度検証し直すべき』と指摘しました。
宝塚歌劇団側と同日の2023年11月14日に開いた会見では、『事実関係を再度検証し直すべきである』などと、報告書の不十分さを追求しました。
『(調査を行ったのが)外部員会と表現しているが、はっきりしている事は第三者委員会ではない』とも指摘。代理弁護士によると、日本弁護士連合会で第三者委員会は、調査を行うべき方法や結果の取り扱いを公表しているという。
【引用:スポニチより】
宝塚歌劇団側は、あくまでも調査チームを『外部』と強調しているようです。
しかし、遺族側の弁護士によると、調査方法などが公表されていなく不透明な部分が多いと言う事を指摘しているのでしょう。
96期生イジメ事件の被害者は鈴木郁子さん
宝塚歌劇団側では過去にも「96期生イジメ事件」が有名です。
それが今回のイジメ事件と、どうしても重なってくるのでしょう。
96期生イジメ事件では、当時の被害者の女性は現在、どうしているのでしょうか。
2008年に宝塚歌劇団に入学した鈴木郁子さんは、入学早々に万引きを理由に退学を迫られました。
しかし事実無根として裁判を起こしています。
裁判では彼女に対するイジメの数々が明らかになっていたようです。
結局、退学処分は取り消しになりましたが、宝塚歌劇団に入学を求めない事で合意しています。
▼宝塚歌劇団の事案の時系列と、96期生の過去のイジメについてはコチラ

その後、地元に戻りますが何せ、宝塚歌劇団に入る前に、地元の新聞に取り上げられています。
なので半ば途中で地元に帰っても、決して良い反応ではなく、一念発起して上京、鈴木郁子さんの美貌にスカウトがきて、セクシー女優としてデビューしています。
セクシー女優としては「高塚れな」「秋葉あかね」名義で活動していたようですが、鈴木郁子さんとは同一人物とされています。
髪の長さが違うのと、画像が鮮明でない為、確実性に欠けますが、似ている様にも見えます。


宝塚から去った鈴木郁子さんですが、「NEWSポストセブン」によると、表舞台に立ちたいと言う想いがあったそうです。
それがセクシー女優という葛藤はあったそうですが、夢を追うチャンスとしてセクシー女優としてデビューしたと言う事です。
そんな「秋葉あかね」は「引退」しているようで、2023年11月現在は何をしているかの情報はありませんでした。
宝塚の中で引き継がれていたイジメ

2006年に宝塚を退団した東小雪さんがFNNの取材に答えています。

ある種の文化として、罵倒するというのがあったので、わたしも(入学して)ビックリしました。例えば音楽学校の予科生で、お風呂に入らせて貰えなかった、洗濯できなかった、眠れなかった、本科生から怒鳴られた、寒い中で立ちっぱなしにされたりとか、挙げればきりがないんですけど、コンクリートに膝をついて、真っ赤になるまで謝り続けなければいけない。
酷い状況を親に言う事も出来ないような精神状態や、仕組みがあったと言います。
「外部漏らし」がバレると酷くののしられてしまう、怒鳴られる事は当然のこと、連帯責任になってしまうそうです。
外部漏らしはダメだと、叩き込まれるのだと言います。
夢を売る仕事のためもあって、相談するという発想も持てないらしく、マインドもコントロールされてしまうのかも知れませんね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は宝塚歌劇団のイジメで亡くなった25歳の有愛きいさんの妹、一禾あお(いちかあお)さんと、過去に亡くなった96期生事件についての被害者を調べてみました。
①.一禾あお(いちかあお)さんも姉が亡くなった事で、公演を休み、今後が注目される
②.96期生イジメ事件で被害者となった鈴木郁子さんは、裁判を起こしている
③.96期生イジメ事件の鈴木郁子さんは宝塚を去っても表舞台に立ちたいと考えていた様子
④.96期生イジメ事件の被害者、鈴木郁子さんの現在は不明
⑤.宝塚歌劇団の内部では伝統的なイジメの状態がある
この件以外にも110年の歴史を迎える宝塚歌劇団。
表に出ないイジメが、まだまだ隠れているような気がしないでしょうか。
なくなった「一禾あお(いちかあお)」さんのお姉さんの「有愛きいさん」のご冥福をお祈り申し上げます。
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