川崎市の小学校教員が賠償責任で同情多数!個人の責任と保険がある?

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2023年8月10日、川崎市教育委員会は、川崎市立稲田小学校のプール水を張る作業に不手際があった。

その不手際で、5日間「水」を出し続けて220万リットルを流出させたと発表しました。

上下水道料金の損害額が190万円、関係職員の教諭らに95万円の損害賠償請求をしました。

これに対してネット上で多くの反応があり、その原因と対応などをまとめてみました。

ぜひ最後までお付き合い下さい!

川崎市の小学校教員が賠償責任で同情多数!

川崎市の小学校教諭ら個人の責任と保険はあるのか?

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目次

川崎市の小学校教員が賠償責任で同情多数!

判決の画像
【判決のイメージ】

報道を受けてネットでの反応が多い今回の事案。

これは推測ですが、故意ではない可能性が高いのにも関わらず、個人が大金を負担しなければならない事態になった為、『明日は我が身!』と感じ、反応した人が多かったのではないでしょうか?

本当に負担しなければならないのか、実際に考えてみましょう。

概要

概要のおさらいです。

川崎市教育委員会によると、2023年5月17日午前に、30代男性教員がプール脇の機械室で操作を行った事の内容です。

内容と機械のイメージが付きづらいので、報道内容を引用してみます。

プール脇の機械室で装置を操作をし、注水を始めた。 その際に「ろ過装置」も作動し、プールは空だったため警報音が鳴った。 警報音を止めるために機械室のブレーカーを落としたところ、給水装置の電源も切れた。

【引用:カナロコ神奈川新聞より】

不手際は本当か

報道をしている内容は、どこも上の内容になります。

イメージが付きづらいのは筆者だけでしょうか?

解釈してみます。

プールに水を張る為に機械室の操作で給水を開始した。

本来は作動させてはいけない「ろ過装置」も作動させてしまった(?)

給水と同時に、ろ過装置も作動して、プールに水が溜まらなく、空の状態になったために警報音が鳴った(?)

プールの水が溜まらないのに気づかず、警報音(鳴っている意味が分からず)を切る為にブレーカーを落とした(?)

給水装置の電源も切れた

警報音が鳴っている理由が分からずにブレーカーを落とした為、注水を行っている給水装置の電源も切れた。

筆者

全ての電源が落ちた時に、プールに水が溜まっていない事に気づき、今回の問題に発展したという事で合っているでしょうか

以上が現場で起きた事のようですが、2つほど問題点が考えられると思います。

警報音が鳴っている理由を「異常」と察知できなかった機械操作の知識不足

複数の教員らによる確認をするなどが必要だったのに、体制が甘かった

もちろん、現場では勤務時間内の作業なのか、そもそも30代の教員の仕事なのか、いろいろな要因もある事でしょう。

世間の反応

https://twitter.com/Dancaire2/status/1689899846101356544?s=20

思った以上に世間の声が多く、本当はマダマダ反応している人が多い状態です。

故意では無いのに、個人で賠償責任を負う事に対して同情が多く集まったのではないでしょうか。

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川崎市の小学校教諭ら個人の責任と保険はあるのか?

疑問のイメージ
【疑問のイメージ】

勤務している先で、故意ではないと思われる行為に対しての保険はあるのでしょうか。ここでは安心して教員が働く為の保険をみて行きます。

同様の事案

2022年には神奈川県横須賀市でも同様の事案が発生していたようです。

横須賀市は2022年4月21日、市立馬堀中学校でプールの給水栓を約2か月間、断続的に開けたままにした事で、約423万8千リットル(25メートルプール10~11杯分)の水道水が流出したと発表した。

【引用:カナロコより】

この時も教員らに賠償請求を行っていたという事です。

もしかすると同じ神奈川県での事例だったため、今回の川崎市での賠償請求も教員らに行った可能性もあるかも知れません。

他にも、全く同じ例では無く役所の例になりますが、職員個人に賠償責任を課す事例が多く存在しているようです。

今回の事案が、同じケースに該当するかは不明ですが、地方自治体法では役所の物品の損傷などで、「故意」か「重過失」が認められる場合、職員に損害賠償を請求できると規定しているそうです。

重過失にあたるかどうかは、自治体の裁量にゆだねられているそうですが、職員の負担を「5割を限度に認めるのが相当」との判断事例もあるようです。

公務員が入る保険「公務員賠償責任保険」とは

Yahoo!ニュースでのコメントで、気になる投稿があったので、情報を共有したいと思います。

コメントによると、「公務員賠償責任保険」という保険が存在しているらしいです。

Yahoo!コメントより
【参照:Yahoo!ニュースより】

もしかすると現役で教員の仕事に就いている方は、ご存じなのかも知れません。

調べてみると、教員の仕事の場面で賠償責任が発生しそうな時に入ってて良かったと思う内容のようです。

※今回の内容が保険支払い条件に該当するかどうかの判断責任は負えません。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、川崎市の小学校プールで、水道代の賠償責任を教員ら個人が負担するニュースを取り上げてみました。

1.個人に賠償責任を負わせるのは、『明日は我が身』と考える人が多い

2.過去に同じような事案が発生していて、個人に賠償責任を負わせた例が孫存在する

3.個人が賠償責任を負う可能性もあり「公務員賠償責任保険」の加入検討もできる

以上の事がわかりました。

物価高で、いつ個人が賠償の負担をする時がくるかも知れない環境で働くのは精神衛生上、よくない気がします。

対象になるのであれば、保険加入を検討しても良いかも知れません。

そして、労働者が大きな負担を被る事なく、安心して働ける環境を作って欲しいですね。

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