毎年恒例のハロウィンのニュースが流れる度に、『この時期が来たんだな』と思い、1年の時間の流れの速さを感じます。
東京渋谷で毎年のように仮装した人が集まり、乱闘事件が発生したり、『一体何があるのだろうか?』と不思議に思ってしまいます。
そこで今回は、渋谷のハロウィンでは「なぜ人が集まるのか」集まる事による経済効果や、起こった事件などを調査してみました。
ぜひ最後までお付き合い下さい!
渋谷ハロウィンはいつから集まりだした?

まずは気になる「渋谷のハロウィンは、いつから集まりだしたの?」についてです。
気が付いたら毎年報道するようになっている状態で、気になっている人も多いのではないでしょうか。
納得する回答を調べている人がいたので、引用します。
2013年頃から始まり、2016年頃からは2023年時点のような状態になっている
LINEと、インスタグラムの普及と同じ頃というのも納得ではないでしょうか。
インスタグラムやX(旧 twitter)では仮装した画像の拡散で、人が集まったのかも知れません。
▼2013年10月31日の渋谷ハロウィンの様子

▼2014年の渋谷ハロウィンの様子

ハロウィンというより「仮装行列大会」とも見えるような気もします…。
そもそもハロウィンとは何なのか。
▼子供にお菓子をあげるジョージ・W・ブッシュ

「ウィキペディア」によると、以下の説明があります。
古代ケルト人は1年を大きく分けて「ライト・ハーフ」と「ダーク・ハーフ」に分けていたそうです。
10月31日の夜は「ダーク・ハーフ」の始まりの日で、別の世界と境界線があいまいになるとされ、死霊がこの世界に迷い込むと信じられていました。
親戚などの良い霊も、この日は家に帰るとされ、火を燃やしたり、ご馳走を楽しむ日。
悪魔やお化けなどの怖い仮装をする事で、悪い死霊から身を隠すとされているそうです。
何だか日本の “お盆” にも似たような話なのかも知れませんね。
ハロウィンは海外の文化で、日本の仮装をしている人達は、何の日か知っている人はいるのでしょうか…。
イベントがあるのか
調べてみると、この時期はハロウィンのイベントが開催されているようです。
2023年を例にすると10月27日(金)~31日(火)まで『渋谷ハロウィンナイトフェス2023』が開催されます。
事前にチケットを購入、渋谷のカフェバーで受付を済ませて仮装、参画店舗に行って楽しむイベントのようです。

男性 4,000円⇒3,000円+5ドリンク付き
女性 3,000円⇒2,000円+3ドリンク付き
お気に入りのコスプレ衣装に着替えて、ハロウィンイベントやハロウィンパーティに参加しよう! 着替え場所や荷物置きに困った場合も、クロークが完備された施設やイベント会場ででレンタルすればなんの心配もいりません。~中略~
【引用:PRTIMESより】
報道にされて問題となるような、店舗外で路上飲酒をするものでは無いようです。
イベントが行われているのは参画した店舗間の移動で楽しむ事のみです。
事前にチケットを購入すると、男女それぞれに割引があり、リストバンドを付けて、各店舗を周って楽しむ事が出来るイベントです。
イベントを正しく楽しむ事で、参画店舗では売り上げが上がる事が期待できるでしょう。
渋谷ハロウィンの経済効果や発生事件を調査!

ハロウィンで仮装した人達が渋谷に集まる事によって、地域の経済効果や恩恵があるのでしょうか。
これだけの人が集まるのですから、渋谷区は何かしらの恩恵を受けたいですよね。
早速みて行きましょう!
ハロウィンに渋谷に来てほしくない
街が賑わって、地域にお金が落ちてハロウィンの恩恵が受けられれば、イベントとしては良いと思います。
しかし渋谷のハロウィンは、そうでは無いようです。
そもそも上記で紹介した『渋谷ハロウィンナイトフェス2023』以外、ハロウィンイベントは有りません。
町で “たむろ” して飲酒をして、尚且つゴミを置きっぱなしにするなどの問題もあるようです。
ハロウィン騒ぎに『喝!』を入れるのは「渋谷センター商店街振興組合理事長 小野寿幸さん(82)」
小野さんが怒りの矛先を向けるのは公共マナーを無視し、ただ騒ぎを起こす為に集まる若者に向けたものです。
街での飲食によるポイ捨て、痴漢、喧嘩による周辺の飲食店の売り上げの減少など、大きな問題になっているようです。
令和2年のハロウィンで小野さんは一躍脚光を浴びる。年々喧噪(けんそう)を増す状況に、テレビカメラの前で「これは変態仮装行列ですよ」と怒りをぶちまけ、インターネット上を中心に話題を呼んだのだ。
【引用:産経新聞より】

ハロウィンに来るのは6割は若者で、4割が “バカ者” ですよ
渋谷に人が集まる光景はハロウィンだけにとどまらず、記憶が新しいところでいうと「サッカーワールドカップ」です。
テレビの報道を見ると、若者が騒ぎ立てる同じような光景が映り込みます。
「騒ぐな」とは言っておらず、あくまでも「迷惑をかけるな」というのが地元地域の主張で、“ごもっとも” の他ありません。


また、「長谷部健 渋谷区長」は『ハロウィン目的で、ハロウィン期間に渋谷周辺に来ないでほしい』と異例の呼びかけを行いました。
2023年は『渋谷はハロウィンのイベントの会場ではありません』と以前とは真逆の呼びかけをしました。
渋谷は普段から “路上飲み” を行う人が多いらしく、ハロウィンは特に問題となっているそうです。
喧嘩などのトラブルが起こる上、ゴミが大量に散乱する事が想像できます。
また、外国人にとって “路上飲み” は珍しく憧れている人もいるようで、実際に路上飲みは “違法” の国もあります。


渋谷区周辺は路上飲酒禁止エリアを打ち出しているようですが、実際にマナーを守れる人がどれだけいる事でしょうか…。
ハロウィンの経済効果は
ここまで見てきて察しがつきますが、やはり経済効果は無いようです。
『経済効果が薄い』どころか『無い』もしくは『マイナス』といった声まで聞こえています。
人が多すぎて、お店に人が来ない上、トラブルに巻き込まれないように店舗はお店を閉じざる得ない事で、売り上げが下がります。
ゴミの処分費用や、警備の人件費が余計にかかる事も想像に難しくありません。
ハロウィンで起こった事件
若者が多く集まるところではトラブルが付いて回ります。
渋谷ハロウィンではどんな事件・トラブルがあったのでしょうか。
振り返ってみたいと思います。
『2018年 軽トラ横転で器物破損容疑』
若者らが軽トラを横転させた事件で警視庁は関与した疑いのある17歳~37歳の男15人を特定し、この内20歳~27歳の会社員や美容師ら男4人を暴力行為等処罰法違反(共同器物損壊)の疑いで逮捕した。
【引用:朝日新聞より】
『2022年 韓国・ソウル 梨泰院 雑踏事故』
韓国ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で2022年10月29日夜遅く、ハロウィンを前に訪れていた大勢の若者が密集し、折り重なるようにして倒れる事故がありました。 日本人2人を含む154人が死亡しました。
【引用:NHKより】


この他にも報道されていない事件やトラブルは、たくさんあると思います。
何が起こるか情報を取ると共に、トラブルの回避行動をとる事も必要ではないでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は渋谷ハロウィンはいつから始まったのか、経済効果や事件・トラブルなどを簡単にまとめてみました。
①.渋谷ハロウィンは2013年頃から始まり、2016年頃からは2023年時点のような状態になっている
②.渋谷ハロウィンは経済効果が無いところかマイナスとの声も上がっている
③.渋谷ハロウィンは事件・トラブルが起こる事が想像に難しくない
④.渋谷ハロウィンは店舗内でのイベントが行われているが、路上飲酒とは別物である
そもそも若者が集まる渋谷が賑わって欲しいというものだったのかも知れませんが、事実として事件・トラブルが発生しています。
経済効果もマイナスで、海外からみると “仮装大会で若者が騒いで迷惑をかけて民度が低い” と、言われないようにしたいですよね。
私たちもマナーを持ち、人に迷惑をかけない日本人として恥ずかしくない行動をとって行きましょう!
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